読書記録②「旅をする木」
先日はお誕生日だったのでお腹減らしながら銀座へ向かい、ランチもケーキもディナーも食べてきました。ずっと欲しかったイヤーカフも手に入ったのでルン♪って感じです。
さて、今日も読書記録です。
本のタイトルは「旅をする木」。
アラスカで自然を撮り続けた写真家の星野道夫さんのエッセイ的な本です。手記の詰め合わせって感じかな。
あんまりエッセイというジャンルに馴染みがないんで詳しいことは分からんのですが、本屋でこの本を見かけて気になったので、冒頭をチラ読みしたところスッと優しく入ってくる柔らかな文体に惹かれて購入を決めました。
特にアラスカに興味があるわけでも写真が特段好きなわけでもないんですが、遠くに行けない昨今の事情もあり、旅という言葉と遠い異国の自然に惹かれたところが大きいです。
あと、パッと見た時のアラスカの自然がとても美しくて。ちなみに、表紙カバーかと思いきやこれは帯でした笑
ほんとの表紙はこちら。
たくさんの小さなお話しが入ってて、どれもステキなんです。とくにダウナーな話もなく、悲しい出来事についての話(たとえば誰々が死んだとか)もなんだか悲しく感じないというか…
アラスカのエスキモーやインディアンたちの考えについて著者の人が詳しく、そしてよく理解されてるのもあって、読んでいくうちに、死が悲しいものではないと思えてきます。
好きな話はいくつかありまして、例えば古本屋のおばさまと幽霊船の写真を探した時の話とか、アラスカの凄腕パイロットのお葬式の話とか、苔むしていつかは消えてしまう自然の中のトーテムポールの話とか、インディアンたちが集って思ってることを話す会の話とか、そもそも星野道夫さんがどうやってアラスカに来たのかとかも面白かったです。
タイトルにもなってる「旅をする木」についてもお話があります。
鳥が運んだ木の種が川の岸辺に根を下ろし育ち、水の流れで地面が削れて川から海に流れ、砂浜に着く、そこに動物が集い、人が訪れて最後は薪になって暖炉の煙となった〜っていう文字通りの木が辿ったインディアンの伝承話なんですが(私のうろ覚え説明で申し訳ない)、地面がなくなって倒木したところで木の終わりと捉えられてもよいものが、さらにずっと旅が続いて、最後は暖炉に配られて形もなくなるけど、それでも木の旅は続くんだろうなぁとなんだか胸が熱くなる話です。
人間の命もきっと同じなのかもね、と思ったり、終わりなどないんじゃないかと思えたり……
あ、これもしかしてこの話が教科書とかにも載ってるのかな?どれが載ってるのか知らんのですが、星野さんの話が教科書載ってるらしいですね。私も知らずに読んでたのかな。
アラスカの自然の素晴らしさも、人類への思いとか、星野さんが感じてたであろう色んなものへの愛情もたくさん伝わってくるとても良い本でした。
また読み返したいし、現実に閉塞感を感じてる人にはぜひお勧めしたいなと思います。
最後に私が誕生日に食べたケーキのことも見て帰ってね!ではまた!



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